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上海発!夫婦でチャレンジ上海ビジネス! 

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上海で出逢いました その6

上海で出逢いました その6

10月末。
今後の方向性がなかなか決まらず、
(当たり前か。そんなにカンタンに事は進むか。)
かなり気分が沈む毎日が続きました。

ふたりで、ちょっとしたことでも
喧嘩になり、
というのは、ビジョンがなかなか
定まらなかったからです。

意気込みだけは、あったけれども
全然地に足がつかない。
もがいても、もがいても
何もつかめないという
イメージ。

このときは、いちばん苦しかった。
ほんとうに、日本に戻ろうか、と思いました。
戻ったところで、もう店はないし、
またゼロからスタートするのですが、
どっちにしろ何とか気分を
落ち着けないと、精神的に
参ってしまうのでは、と思い悩みました。

思い余って、
学校の副校長先生に
相談しに行きました。

彼女はわたしの「やはり日本に戻ろうか、と思います」
との言葉に、全身気落ちした様子を見せました。
「なんで、覚悟して店までたたんで中国に来たのに、
もう帰るなんて、そんな悲しいことを言わないでください。」
と激しい口調で、わたしたちの気持ちを留めてくれました。
このときのことを思い出すと、いまでも
涙が出てきます。

そして空き教室の一室で、
とくとくとわたしたちふたりに
励ましと、これからの展望を
説明してくれました。
「先生たち(わたしたち)は、いま
こことここの間にいます。(と、白板で図解して)」
・・・・
「先生たちには、必ずチャンスが来ます。
それを信じてください。」
「わたしは、先生たちがどのようになるか、がわかります。」
「先生たちはきっと、成功します。」
「先生たちは、いまタネをまきました。
これはいま地中深くに眠っていますが、
大きく開花するために、いま根を張り巡らす作業が始まります・・・」
・・・・
わたしたちが、このような言葉で救われたのは
言うまでもありませんでした。


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